企業のニーズ課題
自社ブランドを展開するグループ会社が、更なる事業進化を果たすべくDX取組を推進する方針となったが、社内IT人材は運用保守など守りの知見・ノウハウには長けているも、攻めのDXについては経験乏しく、外部のIT人材起用を検討せざるを得ないが、どのように進めればよいか手探りの状況にあった。
MBSPに対する相談事項
外部のIT人材起用との趣旨でMBSPに相談があるも、課題・ニーズを深掘りする中で、IT技術人材というよりも、アジャイル開発の経験があるITプロマネ人材に対する期待度が高いことが判明。
また、具体的なIT要件も定まっていない状況であったため、人材探しの前に仮説レベルであっても大まかな要件を抽出する作業を先行させた方がよいと認識し、全てのフェーズにおいて一気通貫でサポート可能なベンダー/コンサルタントを探すことで合意を得た。
MBSPによる支援・アクション
MBSP協業実績がある候補先を複数挙げて、セレクション面談を実施した結果、フリーランスのコンサルタントを起用し、費用対効果の高い提案が可能な1社に、基本要件の洗出しについて提案を求めた。
同社調査の結果、IT投資を適切に抑制するスキームにてIT Architectureを含めた提案書を入手、また事業の成長に合わせてITをGrade Upさせるアジャイル開発手法も織り込まれており、同社の期待を上回る推進体制を組み立てることができた。
■対応のポイント■
①IT人材に対する過剰な期待を払拭し、プロマネ人材に重きを置くことにした。
(これにより、IT技術人材ではなく適切な先を紹介することができた)
②同社の予算策定や意思決定プロセスを十分に把握して段取りを組んだこと。
(事業部のみで判断できないことを抽出し、十全に事前準備を行った)
③相談当初に一問一答の対応にせず、課題・ニーズを適切に掘下げたこと。
(ゴールイメージの具体化を最優先課題に置いた)